創業時はアパートの販売
CM等で認知度の高くなっている企業にシノケングループという会社があります。持ち株会社であり、子会社の運用を行っているのですが、もともとは福岡で創業してアパートの販売をしていた企業です。現在の持ち株会社となってからは、それまでの業務は子会社が受け継いでいるようです。
不動産投資を得意としている会社で、アパートの企画・販売からマンションの企画・販売をグループで行っています。アパートに関しては、建築棟数が4年連続で第1位という実績もあげているのです。これは、これまでの土地や資産を持っている人だけが対象ではなく、一般の会社員や公務員を対象に販売を行っているというのが要因となっていると考えることができます。
土地と建物をローンで購入するため、ローンの審査に通れば、土地も資産も関係なくなるということです。もちろん、初期費用でいくらかの出費は考えておく必要があるかと思います。
エネルギー関連事業
大手の不動産業者は不動産の業務だけでなく、エネルギー関連の事業もおこなっているところが多いです。特に、近年ゼロエネルギーハウスといったような、太陽光を利用する発電システムを取り入れる住宅も多くなり、太陽光関連の業務を行う不動産関連業者が増えているのです。実際にパネルなどの機器を造るのではなく、販売といった領域に取り組んでいるようです。
シノケンでもエネルギー事業に力を入れるようになってきているようですが、LPガスや電力の小売りが主な領域だといいます。電力の自由化が行われるようになったことも要因のひとつでしょう。その販売に関しては、一般に販売するのが中心というわけではなく、シノケングループのグループ会社が販売するアパートやマンションに対してガスや電力の販売を行っているようです。
エスケーエナジーという商号なのですが、本社は福岡で、名古屋、東京、仙台、大阪に連結子会社があります。
海外事業
最近、シノケングループが力を入れているのが海外事業なのだそうです。中国を皮切りにインドネシア、シンガポールに子会社を持っているといいます。
こちらでは、不動産の仲介等を中心とした不動産業、また、不動産投資を対象とした不動産ファンド事業が行われているそうです。
海外の不動産であっても、日本国内から購入することも可能になっており、国内の子会社と同様に日本にいながら現地のアパートやマンション経営を行うことができるようです。
SKG INVEST ASIA (HONG KONG) LIMITEDという商号で、上海、インドネシア、シンガポールの会社は連結子会社となっているようです。一部の子会社は日本語での対応も可能になっているようです。